3D出力用ベースモデルとしていくつかアップしてみました。
色や材質などは全然作っていませんが、出力後いろいろ検討して
完成に持って行こうと思っています。
制作過程も追ってアップしていこうと思います。
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3D出力用ベースモデルとしていくつかアップしてみました。
色や材質などは全然作っていませんが、出力後いろいろ検討して
完成に持って行こうと思っています。
制作過程も追ってアップしていこうと思います。

Crassigyrinus fig1 クラッシギリヌス
Crassigyrinus fig2 この貧弱な手足は役に立ったのでしょうか?
Crassigyrinus fig3 凶暴な巨大ナマズかな・・・・・。
Lunataspis fig1 ルナタスピス
Lunataspis fig2 腹側はこんな感じです。詳しい構造は分かっていないので想像を逞しくして、もっぱらカブトガニを参考に資料とつきあわせて作りました。
Lunataspis fig3
Stoermeropterus fig1 ストエルメロプテルス 腹側、研究者が自ら作った良質な線画の資料が一番役に立治ます。
Stoermeropterus fig2 最初は背中のほとんど目立たない鱗状の突起を見落としていました。
Stoermeropterus fig3
Diictodon fig1 ディクトドン 無毛の肌が露出した感じに仕上げていますが違う質感かもと私は思っています。
Diictodon fig2
Diictodon fig3 鼻の位置が間違っているバージョンです、が 位置的にはこれ位の位置に有る物が多いです。くちばし部分の境目のラインをもっと下に持ってくれば良いのかもしれません。
Drepanaspis fig1 ドレパナスピス
Drepanaspis fig2
Drepanaspis fig3 全体に形を把握しにくい不思議な生き物です。
Opabinia fig1 オパビニア完成図 よく知られているとても変わった姿をしている生き物です。
Opabinia fig2 シャコの仲間の模様や印象を参考にしながら色や模様を付けましたがあまりうまくいっていないと言うのが本音です。
Opabinia fig3 作業風景です。
Vetulicola fig1 ヴェトゥリコラ完成図 この兜のような中はいったいどうなっているの!と突っ込みたくなる生き物です。
Vetulicola fig2 フーーム、納得がいかない生き物、と制作者は悩んでいます。
Arthropleura fig1 アースロプレウラ完成図 巨大ムカデのような物です。
Arthropleura fig2 こちらは珍しく腹側の図解資料があったので助かりました、それとムカデなどの体の構造もずいぶん参考になりました。
Arthropleura fig3 初期バージョンのモデルを仮に背景においてみた物です。 ちなみに背景は私の台所から撮ったありふれた道路の写真です。
Acanthostega fig1 アカントステガ完成図
Acanthostega fig2 古生代でもポピュラーな生き物です、全体の印象は日本固有種のオオサンショウウオを参考に作りました。
Dickisonia fig1 ディッキンソニア 没になった図です。決定的な間違いは殻のようなパーツです。貝殻のような質感をイメージしていたのですがそうではないようです。
Dickisonia fig2 完成図、殻のような部分は軟質な組織で有ることを告げられて修正しました。
Inostrancevia fig1 イノストランケヴィア完成図
Inostrancevia fig2 真横から見た物です、体高や脚の開き具合を微妙に修正してありますが、ほとんど分からないレベルの修正です。
Inostrancevia fig3
Inostrancevia fig4 顔のアップです。大きくしてみるとかなりおおざっぱに作ってあることがお判りいただけると思います。もっと細部まで作り込めますが、時間と印刷時の使われ方を考えるとこれ位でも十分な品質です。
Meganeura fig1 メガネウラ完成図 皆さんご存じの古代の巨大トンボです。
Meganeura fig2 現生のトンボを参考に作り進めましたが、ちょっと華奢な感じになってしまったかなと言うのが制作者としての反省点です。
Meganeura fig3
Offacolus king fig1 オファコルス完成図 この図もけっこう作るのに時間がかかりました。足と付属肢の配置が資料ではなかなか読み取れず、最初は左右一本足が増えていました
Offacolus king fig2 このごちゃごちゃしたパーツを正しく殻の中に押し込めるのは今見てもため息が出てきます。
Offacolus king fig3 胴体前方寄りの断面です一般に描かれている復元図よりかなり殻が横広でそれほど深く全体に巻き込んでいないことが分かりました。
Offacolus king fig4 没になった図です。一目瞭然、おわかりですね。
アサフス
ディメトロドン1
ディメトロドン2
ダンクレオステウス1 最初の没バージョンです。一番の問題は「歯」でした。エナメル質の歯ではなく骨質と同じ物なのでこの質感はちょっと考えられない、と言うことでした。
ダンクレオステウス2 2回目の没バージョンです。さてどこが駄目だったのでしょう。答えは頭部を覆っている鎧のようなパーツです。このように明確にパーツごとにくぎられているように見えてしまうのは駄目でした。それと、若干好みの問題かもしれませんが、サケのような模様はやめましょう、と言うことでした。
ダンクレオステウス3 完成バージョンです。
ダンクレオステウス4、5
アノマロカリス2 完成イメージ。本で画像加工された物とはかなり色味が違います。
アノマロカリス3 ワイヤーフレーム、鰭の重なりを全て破綻無くつなげて一体化するのはやっかいな作業でした。
フルカ これは「リアルサイズ古生物図鑑」には載っていません。土壇場になって群馬博物館から無効種になったことが知らされて幻の未掲載種です。最初の監修チェック没モデル
フルカ2完成図
フルカ3
ディプロカウルス1 私は今回の古生物の中でこいつが一番好きです。
ディプロカウルス2 短い手足と変な形の頭が何ともいえません。
ディプロカウルス3 目がかわいい。
アノマロカリス見本1 最初はこんなところから始まりました。
見本2 とりあえず入れて並べてみましたバージョン
アノマロカリス1 トロ箱にはいったサケとアノマロです。最初はフル3Dでシーンを全部作ってしまおうと考えていました。予算と時間を考えると無謀でした。書籍ではスズキになっていますが最初はサケでした。
Dimetorodon 軽自動車とディメトロドンの比較初期バージョン
完成バージョンのディメトロドンよりはふっくらしていました。
とりあえず車の横に出現していただきました。
Bothriocidaris eichwaldi ボスリオキダリス
割と単純な地味な生き物、形態ですが実はこれが一番時間がかかって苦労した物です。
没バージョン1 決定的な間違いは上下逆さまです。資料を見てもよくわからず、「エエィ!」と言う感じで作ってしまいました。
Bothriocidaris eichwaldi ボスリオキダリス2
没バージョン2 長年生き物など描いてきましたが、ウニの仲間は初めてでした。このモデルのおおきな間違いはトゲや触手が6列の放射状になっていることです。本来は5列です。6列だとモデリングしやすいために安易に作ってしまった結果です。
完成図1 一応全て修正して仕上がった物ですが、細部や全体の雰囲気など至らないところだらけです。制作予定を考えるとこの段階でやめざるを得なかった作品です。
上面図 これを見ると全体が5角形に収まっているのがよく分かります。
Pikaia ピカイア この生き物は以前の復元図からはかなり違った物になっています。古生物は研究が進んでどんどん新説が出てきたり、定説が覆されたりします。
元来小さい生き物ですが、頭部の構造は書籍、印刷ではほとんど分からないレベルです。
全体を通して、モデル制作とレンダリング後の画像合成は分業でやっております。半透明や透明等の効果は周りに強く影響されるのでモデルデータの段階ではそのような設定はしておりません。
Tullimonstrum ターリーモンスター
名前はこの名前が一般的に流布しているのであえてこうしました。完成図1
完成図2 図1も図2も練習をかねて私とは別のスタッフが作った同じ物を別アングルで見た物です。監修のチェックを受けてOKが出た書籍に載っている物です。
見直し完成図 これは後に私が資料を見直して修正した物です。直したところは触手の先端のハサミのような構造です。確証はありませんがよりこちらの方が資料に忠実のような気がします。後は全体の姿勢です、動きは付けていませんが生きているときの基本的な姿勢はヒラヒラただよう木の葉のような物をイメージしました。
Boedaspis Finished Fig1 ボエダスピス完成図 モデリングとレンダリング画像合成を分業で仕上げていますが、ここでお見せするのは監修チェック用のレベルの物がほとんどです。本格的なレンダリング作業後の完成イメージはまたおりをみてあっぷしていきたいとおもいます。とは言え、この図は割とレンダリングがきれいに出来た物です。
Boedaspis Finished Fig2 ボエダスピス完成図腹側 この種は化石のサンプルや資料が多いので背側面は分かりやすいのですが、腹側はほとんど分かりません。制作時間短縮と絵として腹側は見せることがないので、このように簡略して作っております。
Boedaspis Fig3
Olenoides Finished Fig1 オレノイデス 三葉虫の典型的な姿をした種です。多くの人が三葉虫と言うとこんな形をイメージするのでは無いでしょうか。色は作者の主観で作っているのですが、ちょっと派手かな?
Olenoides Finished Fig2 こちらはかなり頑張って腹側を作り上げた物です。基本的な構造は分かっているのですが、あくまでも概念的な物でリアリティーの有る詳細は分かりません。
Olenoides Fig3
Brontoscorpio fig1 ブロントスコピオ 完成図
ほとんど現生のサソリと同じです、ただやたらデカイ。作るのは現生のサソリの写真など豊富にあるので楽でした。
Brontoscorpio fig2 腹側面
Brontoscorpio fig3 後背面
Brontoscorpio fig4 制作途中 完成図との違いは?
Brontoscorpio fig5 答え 小さな単眼が3個対になっているところです。サソリとかゴキブリって大昔から変わっていないんですよね。台所に現れたゴキブリを古代の生き残りとして見てみると何かしらロマンを感じるかも。
Marrella fig1 マレラ完成図 これの大きな特徴は両側に突き出た角のような物です。しかも構造色という色が現れます。甲虫の仲間にもよくある発色の仕方です。ただ制作者としてはこれはちょっとやり過ぎの気もします。
Marrella fig2 腹側面 変わった生き物です。未だに口がどこに有るのか謎です。
Marrella fig3 他にもこれとよく似た体の構造を持った種が幾つか出てきます。